2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
小型のシャン青銅仏を入手した。緑錆で覆われていて良い顔をしています。18世紀頃のもの。
今回は写真右側の仏像の年代を文献と比較しておおよそ特定して見ました。ポイントは「仏像の目」ではないですが、関連する内容なのでこのシリーズの続きの記事にしました。この仏像はドヴァーラヴァティー期のもので高さ約8センチ、ソリッドの重いブロンズ…
タイ正月(ソンクラン)期間中にチェンセン仏を拝みがてら水をかけられに行って来ました。最初の写真はメーサイ市内からゴールデントライアングルに向かう田舎町にある静まりかえったお寺なのですがここに素晴らしいチェンセン青銅仏(シンサーム様式)があ…
ラオス・ビエンチャンのシーサケット寺に行って来ました。この寺と道路向かい側にあるホープラケオ寺は博物館の位置づけになっており見学必須のスポットです。本堂内部は撮影出来ませんが外側からこそっと撮ってきました。とてもいい雰囲気のお寺です。 Lao …
今度は写真1枚目右側のプレ・アンコール期の青銅仏の年代を文献と比較して検証してみました。この青銅仏はアンコール・ボレイ期(6世紀〜7世紀初め)のものとして入手したコレクションです。写真1枚目左側の青銅像はロンドンにある博物館のコレクション…
塗金の残った可愛いの手に入れました。
次はベトナムのものです。ベトナムといってもカンボジア南部に近いメコン川下流域(メコンデルタ)のベトナム南部のものです。(写真1枚目)は16、17年ほど前にチャンパ初期のものとして手に入れたテラコッタ製の仏像頭部です。なかなか類例がなく、時…
次の比較です。写真上の左側はドヴァーラヴァティー期のものでタイ中部のウートンかチャンセン出土のテラコッタ製人形頭部です。右側は文献に掲載されているカンボジア南部出土の大型の仏像頭部です。この大きさも出土地も違う2点の共通点は目です。実際、…
仏像の時代や年代を調べる時、経験も役に立ちますがやはり博物館の所蔵品と比較するのがベストだと思います。なので私の場合は文献の写真や実際に博物館で撮った写真と比較することが多いです。最近、東南アジア初期の美術書「Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist…