タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史博物館(ホーチミン市)

ベトナムの旅の続きです。20年以上ぶりに行ってきました。インドシナ様式と言われるとても雰囲気のある古い建物ですが内部は以前に比べてすごく良くなっていました。展示内容も素晴らしく、特にベトナム南部、オケオ周辺で出土した東南アジア初期(4〜8…

ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像(チャンセン出土)その5

戦利品です。チャンセン出土のテラコッタ製のトルソーです。下の頭部付きのものはチャンセン博物館の展示品です。一番下の比較写真を見ても分かりますが同じ金型で作られたものです。インド美術(グプタ美術)の影響を受けたドヴァーラヴァティー初期(6〜…

仏像の目で年代が分かる(その7)

ちょっとここで考察を入れます。写真1枚目は17、18年頃前にチャンパ初期のものとして入手したテラコッタ製の頭部です。写真2、3枚目は今回アンザン省の博物館で実際に見てきた砂岩製のブラフマー神像(6〜7世紀)とテラコッタ製の人物像頭部(7〜…

ロンアン省とティエンザン省博物館(オケオ文化)

次の日はかなり強行でしたがラチジャーを早朝に出発しカントーを経由してティエンザン省のミトーとロンアン省のタイアンの2箇所の博物館を回って来ました。カントーの博物館やドンタップ省の博物館も気になっていましたが次の機会にしました。最初の写真4枚…

キエンザン省博物館(オケオ文化)

次に向かったのがロンスエンから南西に行ったキエンザン省ラチジャーの博物館です。ラチジャーはロンスエンからオケオ遺跡を挟んで反対側の都市で内陸のオケオまで最も近い港町です。地図を見れば分かりますがこのラチジャーからタイランド湾を挟んだ対岸(…

アンザン省博物館(オケオ文化)

まだ旅の途中ですが余裕が出来たので更新します。今回はベトナム南部のオケオ遺跡周辺の博物館を回ってきました。その後ホーチミンに移動する為、旅はカンボジアのプノンペンからスタートし船でベトナム南部に入りました。まずは最初に訪れたのがいちばん行…

ハリプンチャイ国立博物館 2019年

コンテストの間際にランプーン市内のハリプンチャイ国立博物館に行って来ました。ここはランプーンに来たら必見の勉強部屋です。昨年1月に来た時よりも更に改装が進み展示や記述、掲示物等が良くなっています。特に重要なハリプンチャイ時代の仏像頭部は以…

お守り、仏像コンテスト(2019年 6月 2日・ランプーン)

日曜日にランプーン市内で開催されたお守り・仏像コンテストに行ってきました。最近はバンコクやチェンマイ等の主要都市で行われる大会以外は行かなくなったのですが、今回は特別でパヤオ県ワット・ブンユーン寺の高僧クバー・ブンロートのお守りがこのコン…

プレアンコール期青銅仏

プレアンコール期のアンコール・ボレイ様式と呼ばれる青銅仏 7世紀初期頃のものです。造形が美しい。写真2〜4枚目は下の文献に掲載されているアンコール・ボレイ出土のクリシュナ像(7世紀初期)とその記述です。両者はサイズはまったく異なりますが目の…