タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

プラ・コン(ランプーン出土)

タイ北部ランプーン県出土のお守りプラ・コンです。時代的にはハリプンチャイ初期頃のもので約1000年前のものです。写真は上がランプーン県の目利きのコレクション、下が私のものです。出土してからかなり経っているもので表面は艶が出ています。状態や…

ヴィシュヌ神の手(青銅製)

ハスの花を持った青銅製のヴィシュヌ神の手です(写真1〜3枚目)。時代的にはアンコールワット期(12世紀)前後のものですが年代の特定が長い間出来ていなかった。しかし先日プノンペンのカンボジア国立博物館に行った時に撮った展示品の写真の中に時代の…

カンボジアの木工美術 機織りの道具(その2)

以前記事にしたカンボジア木工美術の続きです。先日プノンペンのカンボジア国立博物館で撮った「機織りの道具」の写真を掲載しておきます。私も17、18年ほど前に収集したのですが今はなかなかモノがありません。コレクターが手放すのを待つしかありませ…

クベーラとラクシュミー(祝!ブログ1000記事)

9月末まででしたが、タイ初期文化の特別展を見て来ました。先日バンコク国立博物館に行ったのは実はこれを見る為でした。6月下旬のオープニングセレモニーにはシリントーン王女が来られたタイ芸術局主催の特別展で海のシルクロードとも呼ばれる東西貿易時…

仏像の目で年代が分かる(その6)

ネタが見つかったので久しぶりにこの「仏像の目で年代が分かる」シリーズの記事を書きます。先日記事にしたシーテープ出土のドヴァーラヴァティー期の塼仏ですが、文献に掲載されている砂岩製の仏像頭部(バンコク国立博物館)に目や眉の形状、顔の輪郭等が…

バンコク国立博物館 Thailand's Past

先日久しぶりにバンコク国立博物館に行って来ました。バンコク国立博物館は現在多くの部屋(チェンセン、スコータイ、アユタヤ、ラタナコーシン等)が改装中の為、入ることは出来ませんがその代わりにこれら時代時代の名品、優品が大ホールに一堂に集められ…