タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

タクルット・ムー・ランナー(タイ北部のお守り)

先日行ってきたランプーン県のコンテストで項目別2位だったタクルット・ムー・ランナーです。豚の形をした北部タイの珍しいタクルット(ヤンという呪文が刻まれた銅板が丸められて、その周りを漆や様々な複合物で固めたお守り)です。先日ナコンパトムの大…

お守り、仏像コンテスト(2019年 2月 17日・ランプーン)

今日タイはマカブーチャ(万仏節)という重要な仏教の祭日です。ところで先日の日曜日にランプーンで開催された仏像・お守りコンテストに行って来ました。チェンマイから南へ約30キロの位置にあるランプーンで開催される大会は2、3年に一度のペースで大会…

ランナー郷土史博物館(チェンマイ旧市街地)

チェンマイ中心部の旧市街地にあるランナー郷土史博物館(正式名称LANNA FOLKLIFE MUSEUM)に行って来ました。オープンしたての5年ほど前にも一度入ったことがあるのですが今回ちょうど興味深い展示会「プラ・ウパクット展」と「プラ・ブアケム展」が開催し…

ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像(ウートン出土)

こちらは最近やっと手に入れたスパンブリー県ウートン出土の人物像です。20年前からずっと欲しかったものです。この型もチャンセンやウートン、またナコンパトムでも出土しています。完品は写真3枚目(ウートン国立博物館蔵)ですが「猿を連れた人物像」…

ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像(チャンセン出土)その2

また博物館級のテラコッタ像を手に入れました。ナコンサワン県チャンセン出土、ドヴァーラヴァティー期の人物像です。年代的には7世紀頃のもので髪は螺髪です。これはインド美術の影響を受けた東南アジア初期の美術に見られる特徴です。写真4枚目は文献に…

守護神(ピュー時代、6世紀)

写真はヤンゴン国立博物館に展示されている一対の守護神(銀製の押出仏)です。Sri Ksetra出土のピュー時代のもので英文の文献でも紹介されている重要な発掘品の1つです。写真3枚目はテラコッタ製の像(上半身)ですが、20年近く前に入手したのものです。…

プラ・シップソーン(ランプーン県出土)

ハリプンチャイ時代の有名な塼仏、型名「プラ・シップソーン」です。このように表面が繊細な状態で残っている塼仏はもうなかなか手に入らないです。おそらくプラスチックケースに入れられて20年ぐらい経っているのではないだろうか?おかげで状態が維持さ…