タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

摩耶夫人像かもしれない

少し前に記事にしたチャンセン出土のテラコッタ製女性像(写真3枚目)ですが博物館に同じものがなく頭の中で気になっていたのですが、先日行ってきたヤンゴン国立博物館にヒントになる展示品がありました。それが写真1枚目のパガン時代11世紀の石像(砂…

パラッキッ 男根型のお守り

タイ アントン県の高僧ルアンポー・ガランのお守りパラッキッです。猿が乗った形状のパラッキッは現代では人気のパラッキッですが最初に作ったのが高僧ルアンポー・ガランだと思います。こちらは初期~中期に作られたもので40~50年前のものです。高僧ル…

ヤンゴン国立博物館(その2)

またヤンゴン国立博物館に行って来ました。前回から4ヶ月しか経っていないので、今回は見たいものだけをゆっくりと約3時間見て回ってきました。やはりパガン時代の青銅仏、石仏は凄い迫力ですし、ピュー時代の貴重な遺物は何度見ても素晴らしいです。外国人…

シャン様式の塼仏

写真上はシャン時代の塼仏残欠片です。下は昨年末に行ってきたシャン時代16〜17世紀のインデイン遺跡です。当たり前のことですが顔の作り、バランスがよく似ています。塼仏片は17〜18世紀のものだと思います。残欠でも本物の美術は十分に迫力があり…

ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像(チャンセン出土)その4

こちらもコレクターから譲ってもらったものです。ドヴァーラヴァティー期の青銅仏やスタッコ製の仏像に近い表情をした人物像で良い顔をしています。写真1番下はチャンセン博物館に展示されている同型と思われるもの(写真手前)です。7世紀のものだと思い…

ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像(チャンセン出土)その3

毎度お馴染みだがまた博物館級のものを手に入れてしまった。ナコンサワン県チャンセン出土のドヴァーラヴァティー期のテラコッタ像で首飾りと大きなイヤリングを身に付けた女性像です。髪の形状も興味深く、顔付きはハリプンチャイ様式に近づいているように…

ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像の頭部(ウートン出土)(祝190万アクセス)

先日手に入れたばかりの猿を連れた人物像の頭部を入手した。こちらも博物館級で以前からずっと欲しかったものです。凄く良い顔をしています。下の写真がロッブリー県の国立博物館に展示されている同型のものです。年代的には6〜7世紀のもの。本日アクセス…