タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

青銅菩薩像(観音 or 弥勒)プレアンコール期

写真1枚目はメトロポリタン美術館に展示されている(四つの腕)四臂の観音菩薩像です。下にリンクしている文献にも掲載されており7世紀後半〜8世紀初めのものでアック・ヨム(Ak Yum)というプレアンコール時代 7世紀頃に建てられたヒンズー教寺院出土の…

チャム彫刻博物館(ダナン)

先月行ってきたベトナムの続きです。ホーチミン市からベトナム中部の都市ダナンに移動しチャム彫刻博物館に行ってきました。チャムの彫刻はミーソン遺跡で発掘された10世紀頃のものがメインですが年代的には5世紀から15世紀頃までとかなり長い期間造ら…

チェンマイ国立博物館

先週約2年ぶりにチェンマイ国立博物館に行って来ました。展示品はそんなには変わっていませんでしたが一部変更もありました。まず入って正面のチェンセン青銅仏(写真1枚目)が以前展示されていたランプーン県のものからワット・プラシン(チェンマイ旧市…

ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像(チャンセン出土)その6

またチャンセン出土の人物像頭部を入手した(写真1枚目)。写真2枚目はチャンセン博物館に展示されている同型のものです。年代は先日行ってきたベトナム南部オケオ周辺やタイ南部またミャンマーのSri Ksetra等で出土した東南アジア初期の仏像、神像と同時…

仏像の目で年代が分かる(その8)

かなり以前(2007年)にこのブログで記事にした「チャンパの宝」→(変更後)「扶南の宝」です。金ケースに入れていますがガラス製のチャンパ初期の頭部(写真1枚目)です。材質は古代ガラス(古代ビーズ)に近いものだと思います。今回はこの頭部とFine Arts…

ホーチミン市美術館(Fine Arts Museum)

この博物館(入口正面の黄色の建物)には戦時中を含む近代から現代にかけてのベトナム人画家の絵画が展示されていますが、敷地内奥の白い建物内に東南アジア初期の石像コレクションがあることはあまり知られていないと思います。展示物はオケオ周辺やカンボ…