先週約2年ぶりにチェンマイ国立博物館に行って来ました。展示品はそんなには変わっていませんでしたが一部変更もありました。まず入って正面のチェンセン青銅仏(写真1枚目)が以前展示されていたランプーン県のものからワット・プラシン(チェンマイ旧市街)のものに置き換わっていました。チェンセン初期14〜15世紀のとても重要な青銅仏です。下にリンクしている文献の表紙写真にもなっています。写真2枚目も同じくチェンセン初期14〜15世紀の超大型の青銅仏頭部です。チェンマイ国立博物館オープン時(1973年)にバンコク国立博物館から移されて来たもので元々はチェンマイ旧市街地南側のお寺にあったものです(写真3枚目)。その他北部タイ以外のものもかなり良いものが展示されていますので前回の記事と被らないように写真を掲載しておきます。本当は(写真一番下の)ハリプンチャイ期の砂岩製頭部を見るために来たのですが展示されていませんでした。ドヴァーラヴァティー美術とクメール美術の影響を受けた頭部で実物をじっくりと見て勉強したかったのですが、、。ランプーン県のハリプンチャイ国立博物館の掲示物にはチェンマイ国立博物館に展示されていると記載があるのでその旨を伝えて調べてもらったのでまた1年後ぐらいに来てみようかなと思っています。2年前の記事のリンクを貼り付けておきます。https://thaiart.blog.so-net.ne.jp/2017-07-29
Buddhist Sculpture of Northern Thailand
- 作者: Carol Stratton
- 出版社/メーカー: Serindia Pubns
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: ハードカバー