タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

ナコーンシータマラート国立博物館

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ソンクラーの次に向かったのがナコーンシータマラートです。ソンクラーからミニバスで3時間弱北上したところです。夕方に到着し翌日は朝からナコーンシータマラート国立博物館に行きました。約22年ぶりです。外観は当時のままですが館内は改装されメインスペースは空調の効いた素晴らしい博物館になっていました。内容も素晴らしくまずは先史時代、古代ビーズの展示室があり、次からが目的のシュリーヴィジャヤ期の石像やリンガの展示室です。石像はほぼすべてヒンズー神、ヴィシュヌ神像です。写真4、5枚目がナコーンシータマラートで出土した最も古い5〜6世紀の石像(ヴィシュヌ神像)でタイで発見された最古の石像の1つです。写真6枚目は7〜8世紀のもの、写真1、7枚目は8〜9世紀のものです。これらの石像はナコーンシータマラート出土のものですがここからタイ湾(タイランド湾)を挟んだ対岸のベトナム南部(オケオ周辺)の博物館やホーチミン市の歴史博物館でも近い美術様式のものが見られます。2階の展示室にはシュリーヴィジャヤ期やドヴァーラヴァティー期の石仏(トルソー)、仏像頭部や青銅仏、そして塼仏、またナコーンシータマラート様式と言われるアユタヤ時代の青銅仏や金、銀製の仏像も展示されています。文献にも掲載されている貴重な出土品ばかりです。今回の目的の一つ塼仏のショーケースもかなり充実しており、目的のものも見れ来た甲斐がありました。見応えのある博物館で前日行ったソンクラー国立博物館とこのナコーンシータマラート国立博物館がタイ南部では1、2位の規模と内容だと思います。
The Roots of Thai Art

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Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

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  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
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