タイ骨董日記

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チェンセーン青銅仏の耳

2026年5月18日更新(写真追加)

いいものを手に入れました。大型のチェンセーン青銅仏の右耳残欠です。

下は文献に載っているチェンセン様式、チェンマイ様式の耳の形状です。

比べて見たところよく似ています。パヤオ県出土とのことですがチェンラーイ県、ランパーン県に隣接するエリアなので、

パヤオ様式の青銅仏とも比較してみました。下はパヤオ県シーコームカム寺院に隣接するニタット文化会館(博物館)に展示されている大型の青銅仏(16〜17世紀)でシーコームカム寺院由来の宝物の1つです。

以前撮影しておいた側面の写真から耳の形状が確認できました。

文献の図と異なり、青銅の材質感が比較出来ます。シーコームカム寺院由来の青銅仏はチェンセーン青銅仏パヤオ様式で耳の美術様式は少し異なるようです。このことから入手した耳はチェンセーン派の仏師によって作られたものの可能性が高いと思います。

今年最初の入手品です。ずっしりと重さがあり銀枠に入っています。仏の耳は福耳なのでご利益ありそうです。

<追記>2点の比較を追加します。まずチェンセーン国立博物館に展示されている青銅仏との比較です。

次はチェンセーン市内中心部のワット パーカオパーン寺院のかなり大型の青銅仏と比較です。

比較対象にした青銅仏は2点とも16世紀ごろのものです。結論としては入手した耳残欠もほぼ同年代のチェンセン派の仏師作によるものだと思います。1年前に行ったチェンセーン国立博物館の記事のリンクを貼り付けておきます。以上https://thaikottou.hatenablog.com/entry/20241228/1735347676

<追記>2026年5月18日 チェンマイ国立博物館の入口に展示されているチェンセン青銅仏初期(14〜15世紀)の耳部分とも比較してみました。

美術様式はかなり近いですね。参考まで。