タイ発
ドヴァーラヴァティー期のテラコッタ製人形の代表作「猿を連れた人物像」です。残欠ですが胴体と下半身部の全てが揃ったので撮影してみました(写真1枚目)。写真2枚目はランプーン県のハリプンチャイ国立博物館に掲示されているものですが、ここに説明さ…
写真はバンコク西部の都市ナコンパトムにある世界最大の仏塔プラ・パトム・チェディです。写真1〜4枚目はナコンパトム鉄道駅前から仏塔入口正面(北側)に向かって撮影したものです。仏塔北側の立像参拝後、仏塔を中心軸として中庭を周回するのですが写真…
ランプーン県出土ハリプンチャイ期の仏像頭部です。何度もブログで記事にしていますが新しい写真を掲載します。参考に以前の記事も貼りつけておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2018-06-02 The Sacred Sculpture of Thailand: The Alexander B. Gri…
仏像は美しい。写真はチェンセン青銅仏・チャイプラーカーン様式(上から頭部、胴体部、台座部)です。このように拡大すると造形や古い青銅の質感の素晴らしさがよく分かります。本物の美術は頑張っても真似することは出来ません。たとえ頭部や手足だけの残…
先週またドヴァーラヴァティー期の人物像頭部(テラコッタ製)を入手しました(写真1〜3枚目)。タイ中部チャイナット県出土のものです。写真4枚目は文献に掲載されている同型のもの、写真5枚目はスパンブリー県ウートン国立博物館に展示されている同型…
ラタナコーシン期の経典の絵画部分2対です。バンコクのジム トンプソンの家(JIM THOMPSON HOUSE MUSEUM)に飾られてるコレクションに似た塗金の画枠に入れています。年代的にはラタナコーシン朝初期 19世紀前半頃のものだと思います。おそらくこのレベル…
写真1枚目はカンボジアと国境のあるタイ東部サケーオ県で出土したプレアンコール期 プレイ・クメン様式(7世紀後半〜8世紀初め)の青銅仏です。タイ側で出土したプレアンコール期(クメール様式)の仏像なので同時期のドヴァーラヴァティー様式と言われる…
先日もう一点入手したので年内に更新しておきます。タイ南部トラン県の洞窟で発掘された塼仏(写真1、2枚目)です。これは仏暦2555年に発見(発掘)された塼仏片でタイの考古学局の発掘時の参考写真(写真3、4枚目)と比べてみましたが同型のものと分か…
今月12月、ずっと譲ってほしいと頼んでいたものをやっと譲り受けました。ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製の印章(タラープラタップ)です。約3年粘った甲斐がありました。印章は塼仏と異なり数多く生産されるものでありません。しかもこの印章はクベ…
ついにこの像を手に入れました。ドヴァーラヴァティー期のテラコッタ製女性像です。写真1枚目はこの像がタイの考古学誌ムアンボラーンの表紙写真を飾った2012年 Oct-Dec号です。写真2枚目は出土地チャンセンの博物館に展示されている同型のもの、写真…
また博物館級のテラコッタ像を入手しました(写真1枚目)。タイ中部チャイナット県で出土したドヴァーラヴァティー期「猿を連れた人物像」です。左横のビーズと一緒に出土したもので猿の部分は欠損しています。写真2、3枚目は出土地東側に接するナコンサ…
凄いものを入手しました(写真1、2枚目)。シュリーヴィジャヤ期 四臂のヴィシュヌ神像です。テラコッタやブロンズ品以外の砂岩製の像を写真だけで購入を決めることは今までありませんでしたが何枚かの写真を見てこれはどうしても手に入れるべきものだと思…
先日入手したシュリーヴィジャヤ期の塼仏(土製)です。資料(写真2枚目)に同型のものが掲載されていました。タイ南部ヤラー県出土のものでとても美しい姿の四臂の菩薩像です。昨年行ったタイ南部の主要な国立博物館の写真を確認しましたが同型のものは展…
久しぶりに貴重なテラコッタ片2点を入手しました。チャンセン出土「猿を連れた人物像」の下半身残欠(写真1、2枚目)です。1枚目のものは後ろ側も残っており(写真3枚目)、キッキーと歯を出した顔で人物の足にしがみついた後ろの手も可愛いです。2枚目…
15年ほど前に入手したクベーラ神の塼仏です。タイ語で「ターウクェーン」と言います。元々ロッブリー県のコレクターのもので、既に銀製ケースも作られていました。入手後に分かったのですが同型の塼仏がロッブリー市内遺跡エリア内のソムデット・プラナー…
ドヴァーラヴァティー期(チャンセン出土)のテラコッタ像です。先日コレクターにやっと譲ってもらえたものです。(実物はまだ見ていませんが)赤ちゃんを抱いた女性像で、頭部は欠損していますが赤ちゃんの顔が典型的なドヴァーラヴァティー様式の丸顔で、…
写真1枚目はバンコク国立博物館に展示されているナコーンラーチャシーマー県ノーンスーン郡出土の大型の青銅菩薩像頭部です。1987年、東京国立博物館で開催された日タイ修好100周年記念「タイ美術展」に日本にも来ており、当時図録の表紙を飾った有名な出展…
写真1、2枚目はトラン出土の塼仏で通称「大型」と呼ばれる型です。上段中央に法輪、下の縁部分には仏塔がデザインされており、裏面には古代文字 Ye Dharmaが刻まれています。これらは「小型」や「中型」にはありません。欠損はありますが貴重な型でケース…
写真1枚目の塼仏もトラン在住のコレクターに譲ってもらったものです。写真2枚目は発掘地近くの展示室の保管されているものすが、右側は前記事と同型のもの(小型)、左側は同じ構図ですが右側よりも少しサイズの大きい型(中型)です。写真3、4枚目は(…
写真一枚目はトラン在住のコレクターに譲ってもらったもので、前回記事にした(トラン県フワイヨート郡の洞窟発掘の)塼仏片と同型のものです。写真2、3枚目は前回同様、タラン国立博物館の展示品(左側)と比較したものですが同型と分かります。最後の写…
久しぶりにシュリーヴィジャヤ期の塼仏(写真1、2枚目)を入手しました。タイ南部出土のものという事で出土地についてははっきりと分かっていないようでしたが材質と型からトラン県出土の塼仏だと思います。写真3枚目と4枚目はタラン国立博物館(プーケ…
コレクションの青銅菩薩像頭部です。今のところ弥勒菩薩(シュリーヴィジャヤ期)だと思います。写真2枚目は米ウォルターズ美術館のコレクションです。記述ではインドラ神かブラフマー神で、7世紀(タイ、ドヴァーラヴァティー期 or シュリーヴィジャヤ期…
久しぶりに博物館級の塼仏を入手しました。まだ実物は拝めていませんがヒンズー神ラクシュミーの上半身部分だと思います。頭部の形状や縁の装飾等もとても興味深く、これはかなり貴重な塼仏片です。年代的にはインド美術の影響を受けた東南アジア美術初期 7…
タイ ブリラム県で出土したクメール王朝時代の青銅像頭部です。緑青が美しく造りも繊細です。年代的には顔の様式からスーリヤヴァルマン2世の時代(12世紀)のものだと思います。文献で調べてみるとこの像は女性の像でYogini(ヨギーニ)(写真5枚目)では…
写真1、5枚目はマハーサラカム県ナードゥン出土の土製の塼仏(ドヴァーラヴァティー期 9世紀頃)です。仏暦2522年に初めて発見されたもので仏暦2555年にも大規模な発掘が行われています。こちらは2522年に出土したものです。20年近く前に手に入れたもの…
写真1〜3枚目は15年程前にドヴァーラヴァティー期のものとして手に入れた漆喰製(スタッコ製)の仏像頭部です。かなり磨耗しており残っている顔の美術様式や材質で年代を特定することになるが、写真4、5枚目のマハーウィラウォン国立博物館に展示され…
左はプレ・アンコール期 アンコール・ボレイ様式(6世紀後半〜7世紀初め)の青銅仏、右は国宝の百済観音(飛鳥時代、7世紀前半〜中期)です。地域もサイズ(高さ:約11センチと約209センチ)も異なりますがほぼ同時期の作品でスタイル(姿勢)や笑み…
プレアンコール期の菩薩像の足と思われる貴重な残欠を入手した。サイズは結構大き目でプレアンコール期の特徴の1つ台座のないソリッド(青銅)の足です。ナコンラチャシマ県出土で隣県ブリラム県プラコンチャイ様式の青銅菩薩像に近いものだと思います。年…
写真1、4枚目は現在のプラチャオ・トンルアン仏です。昨年(仏暦2563年)12月5日(ラーマ9世生誕日)から写真の衣装を身につけました。写真2枚目は衣装作製時の様子です。その下写真3枚目の白黒写真は仏暦2501年3月13日にラーマ9世夫妻がシーコームカ…
先日ブリラムで出土したばかりのクメール黒褐釉陶の破片です。人物か動物の顔かまだ分かりませんが即決しました。凄い迫力です。早く実物が見たい、、。 The Roots of Thai Art出版社/メーカー: River Books発売日: 2012/08/16メディア: ハードカバー