タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

ビントゥアン省博物館

先日、ベトナム南部ビントゥアン省ファンティエット市に行ってきました。一番の目的がこのビントゥアン省博物館です。

ここには省内で発掘されたチャンパ王国初期(8〜9世紀)のリンガ、ヨニ、シヴァ神像や菩薩像が展示されています。チャンパ王国の重要な遺跡(塔)はベトナム中部ダナンに近い聖地ミーソン遺跡からクナンナム、クイニョン、トゥイホア、ニャチャン他、チャム族が海洋民族だと言われているように沿岸に近いエリアに沿って南部ビントゥアン省ファンティエットまで広範囲に点在しています。チャンパ王国の歴史については詳しくありませんが初期(8〜9世紀)の発掘品には素晴らしいものがあります。ホーチミン市の歴史博物館(写真下)でも国宝級のものを見ることができますが、

地方の博物館でしか見れない国宝もありますので頑張って見に来ました。ここからがビントゥアン省博物館の写真です。

まずシヴァ神頭部です。

下もシヴァ神(金属製)

こちらは観音菩薩像8〜9世紀ごろのものです。

ヨニとリンガ9世紀

ここまでの展示品はこの博物館の中でも最も重要なものです。この他に国宝に指定されている金製のリンガ(8〜9世紀、ビントゥアン省ポー・ダム塔出土)が特別展示の時に拝めるようです。

下はおそらく墓だと思います。

下はチャム王のものだ思います。

早朝に市内中心部からも近いポー・サー・イヌ塔(遺跡)に行ってきましたのて少し掲載しておきます。夜は海産物とビール、昼は海とコーヒーで過ごしました。