タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

ヤショーダとクリシュナ(その2)

チャンセン出土の人物像残欠です。これを紹介された時に、以前ロッブリーのナーラーイ国立博物館でみたことを思い出し、撮影した写真を見直すと見つかりました(写真2、3枚目)。同型だと思います。入手した写真1枚目は、博物館のテラコッタ像の子供部分の残欠ですが、状態はかなり良く、顔がよく残っています。また長髪で耳飾り、首飾り、腕輪をつけていることが分かります。断定は出来ませんがおそらくこの像はクリシュナ神の子供時代の像で、大人の女性は育て親のヤショーダではないかと思っています。以前入手したクリシュナと思われる像の記事を貼り付けておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2021-07-11
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<追記>2023年10月1日 ロッブリーのナーラーイ国立博物館の展示品の詳細な写真を入手したので写真追加します。ヤショーダとクリシュナとして記事にしましたが博物館の見解ではHariti(ハリティー鬼子母神)のようです。またこの鮮明な写真との比較から、入手したものと博物館のものとは型が異なるかもしれません。参考まで。
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The Roots of Thai Art

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