タイ骨董日記

私、自称仏像コレクターよる東南アジア初期のヒンドゥー・仏教美術、タイのお守りプラクルアン情報。SINCE Feb2006 (C) 2006 タイ骨董日記

ドヴァーラヴァティー期 人物(女性)像頭部 チャンセン出土

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チャンセン出土の女性の人物像頭部(写真1枚目)を入手しさっそくケースを探しに行ったらぴったりのものが見つかった。ドヴァーラヴァティー様式の笑みを浮かべた目を開けた女性像頭部で大きなイヤリングを身につけており、髪は後ろにたくし上げられています。写真2、3枚目はチャンセン博物館に展示されている同型のものです。先日久しぶりにバンコク国立博物館に行ってきました。数年掛けたリノベーションもだいぶ完成してきており各時代の展示室は素晴らしく綺麗になっています。気合いを入れて朝から6時間かけて廻りました。ドヴァーラヴァティー期の展示室にはチャンセン出土のテラコッタ製人物像頭部や獅子像等が少しだけ展示されています(写真4枚目)。年代的には博物館の記述(写真5枚目)通り、7〜8世紀頃のものです。

<追加>2022年7月22日 シンブリー県インブリー郡のインブリー国立博物館にも同型の人物像残欠が展示されていましたので写真を追加しておきます。一番下は写真を並べて比較したものです。
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The Roots of Thai Art

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  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2012/08/16
  • メディア: ハードカバー