話が少し前後しますが先日タイ北部のパヤオ県に行って来ました。パヤオ県はチェンライ県の南側、ナーン県の西側に位置し若干ですがラオス国境とも隣接しています。先日記事にしたチェンカムやウィアン・ロー遺跡もパヤオ県にありますが、メコン川や開かれた国境とは接しておらず内陸の為、感じ的にはプレー県同様、タイ北部のマイナー県のひとつです。前置きが長くなりましたが、パヤオ美術のメインはやはりウィアン・ロー遺跡の出土品やシーコンカム寺の大仏(プラチァオ・トンルアン仏)同様に砂岩製の仏教美術です。時代はチェンセン時代後期16〜17世紀。もちろん16世紀頃のチェンセン・パヤオ様式の素晴らしい青銅仏もあります。美術様式を勉強していると時間をおいて同じ場所に行けばまた新たな発見があります。またナーン県にも行きたいと思っています。
Buddhist Sculpture of Northern Thailand
- 作者: Carol Stratton
- 出版社/メーカー: Serindia Pubns
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: ハードカバー