プラ・ プッタシヒン(ナコーンシータマラート)
タイにはプラ・ プッタシヒンと名が付く重要な仏像があります。たぶん4、5体ほどしかないと思います。1つはバンコク国立博物館にあります。これはエメラルド仏に次いで重要な仏像と言われています。2つ目はチェンマイ市内ワット・プラシンに祀られているチェンセン時代(シンヌン様式)のものです。以前記事にしました。3つ目は今回記事にするナコーンシータマラート県庁敷地内に祀られているものです(写真1〜6枚目)。先日初めて行って拝んで来ました。年代的にはアユタヤ時代中期(16〜17世紀)に作られたナコーンシータマラート様式(通称カノムトム様式)と呼ばれるナコーンシータマラート(タイ南部)発祥のアユタヤ仏で、ふっくらとした体格で座り方は結跏趺坐のとても美しい仏像です。同様式の仏像はナコーンシータマラート国立博物館にも数点展示されています(写真7〜10枚目)。ちなみに私も頭部はありませんが1体持っています(写真11枚目)。参考までに下の写真2枚はバンコク国立博物館に祀られているプラ・プッタシヒンです。以前記事にしたチェンマイ(ワット・プラシン)のプラ・プッタシヒンはリンクを貼っておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2018-02-17