アユタヤ青銅仏 ナコンシータマラート様式
久しぶりにタイねたです。写真は入手したばかりのアユタヤ青銅仏です。一般的なアユタヤ時代の青銅仏ではありません。ナコンシータマラート様式と呼ばれるタイ南部のものです。顔つきや肩幅がある体つきはスコータイ仏(13〜15世紀)やチェンセン仏ランカー様式(15〜17世紀)に似ています。これは同じスリランカ美術の影響を受けているからです。短めのサンカティも共通しています。年代はアユタヤ時代後期(17〜18世紀)ですがタイ北部チェンセン時代末期と重なる17世紀のものだと思います。とても特徴のある仏像でいろいろなことが推測でき学べます。